みことばはみがき No.98

   ピリピ 4:6
   何も思い煩わないで、あらゆる場合に、
   感謝をもってささげる祈りと願いによって、
   あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。

 私から始まった体調不良が子どもたちに回り、対応に追われる一週間となりました。様子を見ても症状が良くならない状況で、心配だけでなく不安も募っていきました。
 少しでも前向きに冷静にいようとするために、とっさに口に出る「少しだけ熱が…、まだなんとか大丈夫」という言葉によって、「そんなわけないでしょ?」と余計な苛立ちを与えてしまうこともありました。

 自分の力や努力ではどうしようもない時、焦らないように、動転しないようにセルフコントロールが働きます。その言葉は外に向けられているようで内に向けられています。

 信仰もまた、神の驚くべき働きによって自分の力ではどうしようもできなくなった時、神の力や働きを認める前に起こりうる合理的、感覚的な原因を探ろうとしてしまうのは、人間の弱さゆえに起こりうることでしょう。

 目の前の状況をありのまま受け入れることはどれほど難しいのでしょうか。しかし己の弱さを受け入れ、神の働きを知る時、祈りという選択肢が生まれてくるのです。


    己の弱さにふたをするよりも
    己の弱さを恵みで満たしてもらう方がいい