光テラス No.77

10月6日
 妻の出産準備を兼ねて、韓国へ行ってきました。両親を中心に多くの人の意見を参考にし、産婦人科や出産後のケア施設などを見た後、夫婦で相談して韓国で出産することを決断しました。
 出産・産後環境が良い場所で産めること、親のサポートを得ながら過ごせることに感謝な一方、夫婦が離れ、出産に立ち会えず、子どもとすぐには一緒に過ごせないことをとても残念に思っています。
 韓国で出産することは妻の母からの言葉が初めにありました。

「これから長く教会で働くのなら、出産を経た体をしっかりケアして、
 しっかりとした状態に戻すことはとても大事だよ。」

 妻の体のことをおもんぱかる母の言葉には母としての愛と牧会者としての姿が映し出されていました。

 決断する前の水曜日の夜、私たち夫婦はその母が働く教会の礼拝に出て、説教を聞きました。私自身は半分もその内容を理解することはできませんでしたが、時々開かれる聖書の箇所を追いながら今後のことを考えていました。
 そして、次のパウロが語った言葉が、まるで子どもと会える日までの私の指針を示しているように感じ、決断することとなりました。

    あなたは、年が若いからといって、
    だれにも軽く見られないようにしなさい。
    むしろ、ことば、態度、愛、信仰、純潔において
    信者の模範となりなさい。
    私が行くまで、聖書の朗読と勧めと教えに専念しなさい。
    …働きをあくまでも続けなさい。
    そうすれば、自分自身と、あなたの教えを聞く人たちとを、
    救うことになるのです。
                第一テモテ 4:12~13、16