光テラス No.26

10月7日
 先週の肺炎から復帰して、家から出られることを感謝しながら、過ごしている中で私は信仰から逃げている自分を見つけました。
 昔、通っていた教会の先生から「サタンは神を信じようとする人やその働きを担う人を攻撃する」と言われたことを思い出しました。あぁ、もしかしたら肺炎も私に対する一つの攻撃なのかなぁ、と感じていましたが、その中で自分の状態のことばかり気にしている自分に気付かされました。「まず体調を治すことが大事」「教会のことできないから何とかしないといけない」「説教の準備も今は控えておこう」体調の余裕のなさから、自分の対応ばかりに目が行ってしまっていました。
 それは肺炎が終わった後も続きました。「今はこれをしなきゃ」「あっちがまだ終わっていない」「休んでいたからできなかったけど、これがしたかった」と、残っていた仕事や自分のやりたいことをしていた時、疲れていた顔をしながらもいつも「頑張ってね」と声をかけてくれる妻の姿がありました。
 その時、自分の中にいたサタンを見たような気がしました。サタンは私の体を攻撃するのではなく、体調を崩した状態の私を神様から自分へと心を向けさせ、周りの愛や恵みを受け取らないようにしました。この働きこそ神の働きを妨げるものでした。私の肺炎はそのきっかけに過ぎなかったのです。弱さの中でこそ自由に神との対話を楽しむか、それとも弱さに甘んじて自己中心へと陥り、神との関係を崩すか。私は今一度神への立ち返りたいと願っています。

    地の果てのすべての者よ。わたしを仰ぎ見て救われよ。
    わたしが神だ。ほかにはいない。  
                     イザヤ45:22