光テラス No.123

8月23日
 3月、4月から延期されていた宣教区会議が行われました。コロナの影響で先延ばしとなっていた会議ですが、移動できる方は集まり、難しい方はリモートで行う、ハイブリットの会議の形となりました。時間をできるだけ短縮し、会議の進行もスムーズに行われ、予定された時間よりも早く終えることができました。
 時間と効率を考えると、1日がかりで移動・会議・食事・会議・移動ということもある中で、移動も含めて4時間で終わる会議は本当に素晴らしいと言えるでしょう。その中で必要な事項が決められ、円滑に2020年後半の歩みを進められることは大切なことです。

 一方で信仰の交わりを考えると、交わりがほとんど持つことのできなかった宣教区会議となりました。特に出席していたとはいえ、リモートで参加されていた教会の先生や信徒の方々とは直接声をかけることもできないまま、帰ることになってしまいました。休憩や食事という隙間の時間に挨拶をしたり、近況を報告しあったり、議題についての意見や思いを語り合うような時間を取る余裕はありません。

 会議の持つ役割を「議事について審議し、決議を行う場」と定義するならば、それ以外に時間を割くことは時にムダとなり、負担となることもありますが、「離れていた者が顔を合わせ、喜びをもって交わり、憩いを得、励まし合う場」とするならば、会議の場に呼び集められた者たちはまさに教会の姿であり、信仰の交わりだと感じました。
 どちらも大切な時間、教会もまた、礼拝と交わりの場を大切にしたいと思いました。

    私たちの主の恵みは、
    キリスト・イエスにある信仰と愛とともに満ちあふれました。
                         1テモテ1:14