みことばはみがき No.106

   ルカ 17:20-21
   神の国は、目に見える形で来るものではありません。
   『見よ、ここだ』とか、『あそこだ』とか言えるようなものではありません。
   見なさい。神の国はあなたがたのただ中にあるのです。

 日本に帰国して、茨城の教会に通っていた時にできた友人が結婚して夫婦で岡山に訪ねてくれました。年齢は10も離れており、初めて出会った時、彼は自転車、私は原付で教会に通っていたことを思い出しながら、懐かしさと過ぎ去った年月を感じました。
 互いにフットワークが軽く、行くと決まれば深夜でも出かけていたノリを、再会した今回も発動してしまい、昼食を表町で食べ、奉還町でスイーツを食べて、教会に到着して10分もしないうちに、せっかくだからと瀬戸大橋を見に出発しました。

 そして、高速道路を走っているうちに彼が寝たことをいいことに、気づかぬうちに瀬戸大橋を渡り、与島のサービスエリアまで進路を変更し、「着いたよ」と一緒に降りてもらいました。彼にとって初めての「四国・香川県」でした。
 しかし四国といっても、本土ではなく、離島のため、堂々と行ったとも言いにくい状況です。その気持ちが再び彼を四国の地にまで向かわせるのかもしれません。

 信仰もまた、天国の雰囲気を知ることはできても、はっきりと行ったとは言えない、期待感を残しておくものなのでしょう。


    少しだけ知ったときほど
    もっと知りたいと願うものである