光テラス No.42

2月3日
 教会総会の投票によって私たちの教会に、6名の執事が任命されました。伝道所として歩んできた29年の歩みの上に、新たな一歩が刻まれました。任命式にて、選ばれた執事の肩に手を置いて祈るとき、心から喜びと感謝が湧き起こりました。
 執事とは、教会の働きの土台を支え、その計画を運営していく信徒のリーダーです。これまで、「世話人」として教会の働きを助けてきた立場から、今度は自分たちがその働きを考え、新しい働き人を導いていく立場となりました。
 このことを思うとき、昔は親の料理のお手伝いをしていた子どもが、自分でメニューを考えて料理に挑戦する姿に似ていると感じました。親の料理を手伝うとき、できる・安全な範囲を託されていた人が、自分でできることを見極めてレシピを見ながら調理します。
 経験地が少ないために煮崩れしたり、焦がしたりすることもあります。基本を踏まえながら何度も試行錯誤しても上手くいかないこともあります。煮詰ってしまった時にはどうしたらおいしく出来上がるのかを親や先輩に聞きながら、腕を磨いていけばよいでしょう。
 このように研鑽を積んでいくうちに、いつしか家庭の味となっていくように、信仰もより味わい深くなりたいものだと感じました。
 天国の味わいを地上でもいただけるのなら幸いです。

   信仰が試されると忍耐が生まれます。
   その忍耐を完全に働かせなさい。
   そうすれば、あなたがたは何一つ欠けたところのない、
   成熟した、完全な者となります。
                    ヤコブ1:3~4