光テラス No.118

7月19日
 用事のあった妻を岡山市内に送り、娘を乗せて帰りに食材を買い、車を走らせていたときのことです。スーパーで会計を済ませたあたりから娘がぐずり始め、時間的にも眠たいのかなと思い、車に乗せてそのまま帰ることにしました。

 すると10分ほどしたところで、大泣きが始まったのです。寝れないがそんなに辛いのかなと考えた私は一旦コンビニの駐車場に寄り、後部座席に移り、あやしてみました。しかし娘の気分はよくなるどころかどんどん泣き声のボリュームが大きくなっていくばかりでした。
 どうやら眠気に加え、お腹も空いてきたようです。しかし次のミルクの時間から30分以上も早く、予定時刻までには十分に家に戻れると考えていた私はミルクの準備をしていませんでした。

 急いで帰ろうと思ったのも束の間、今度は滝のような大雨が襲ってきました。裏道でスムーズにと思っていましたが、視界が悪く、思うように進みません。焦りながらもなかなか進まない状況に私のストレスもピークを迎えようとしていました。

 なんとか家にたどり着き、急いで階段を駆け上がり、ミルクを準備して娘の口に哺乳瓶を近づけると勢いよく飲み始め、飲み終わるか終わらないかのうちにコロっと眠り始めたのでした。しばらくして目覚めた娘におはようと声をかけました。すると、まるで何事も無かったかのような屈託のない笑顔を私に見せてくれました。その笑顔を見たとき、私は娘に「ごめんね、ありがとう」と声をかけました。

    わたし、このわたしは、わたし自身のために
    あなたの背きの罪をぬぐい去り、
    もうあなたの罪を思い出さない。
                 イザヤ43:25