みことばはみがき No.24

    ヨハネ 16:7
    私が去って行くことは、あなたがたの益となるのです。
    去っていかなければ、
    あなたがたのところに助け主はおいでになりません。
 
 教会から夏期休暇をいただき、しばらくの間、家から離れることとなりました。そうは言っても、緊急事態宣言が発令されている中で、遠くへ旅行することはできません。夫婦の両親を訪ねることも叶わず、残念に思いながらも、気分転換や祈りの時間をゆったり持てることを願っていました。

 一方で、教会を離れて良いのかという不安もありました。特に自分で管理していた朝顔カーテンやそれ以外の植物たちの水やりなどができなくなると枯れるのではないかと思ったのです。
 しかし、離れると決めたのに不安を持っていくのは気持ちをリフレッシュできなくなると思い、自分なりの備えを行った上で、割り切ろうと決心しました。とはいうものの、何度かは気になることはありました。それでも以前に比べると手間をかけないことへの不安は少なくなったと実感しました。

 離れることを決めて行った備えこそが手間であり、その手間をかけずにいるだけなのは愛ではないということに気付いたとき、同じことを自分の家族や子どもに対して行っているのだと感じました。どうか鈍い者が打ち砕かれ、相手の立場に寄り添える者となれますように。


    離れないことが愛なのではなく
    離れられるための備えこそが愛である