みことばはみがき No.108

   2コリント  12:10
   ですから私は、キリストのゆえに、弱さ、侮辱、
   苦悩、迫害、困難を喜んでいます。
   というのは、私が弱いときにこそ、私は強いからです。   
 
 元気そうに過ごしていた息子が夜に39度を超える熱を出し、一晩様子を見ようか、夜間緊急診療のできる病院へ行こうかと夫婦で悩んでいました。1時間だけ様子を見て、熱が下がらないなら向かおうと決め、その後病院に向かうことになりました。

 検査の結果、緊急で入院することとなり、子どもを預けられないため、付き添いで私も入院生活となりました。何も聞かされないまま点滴を打っている息子を見守りながら朝を迎え、寝返りさえも不自由にしている様子に胸が痛くなりました。

 予定されていた集会も形式を変更し、会議も延期させてもらい、多くの方にご迷惑をおかけいたしました。そして家との往復をしてもらった妻と入院中1度も会うことができなかった娘には大きな負担となりました。

 しかし、どんなに大きな負担であっても、息子と二人で朝から晩まで、ほぼ一緒に過ごすことができたのは親として大切な経験となりました。その土台には主に与えられたいのちと時間と関係があることを改めて確認することができたからです。

 ただ、こんなにも大胆にこの場を用意してくださらなくても、と主に伝えておきたいなとも思いました。


    困難によって身が削られ
    削られた身を浸すと良い出汁となる