みことばはみがき No.101

   ルカ 19:5b-6
   「ザアカイ、急いで降りて来なさい。
    わたしは今日、あなたの家に泊まることにしているから。」
   ザアカイは急いで降りて来て、喜んでイエスを迎えた。
 
 町内会の総会が終わり、新年度に向けての引継を終え、町内会の働きに一区切りがつきました。思えば、岡山に赴任して5年。お隣さんがない教会に住み、初めはどのように地域の方々と知り合い、関わるのだろうと思いながら過ごしていました。

 世の生活全体が忙しくなる中、従来型の町内会奉仕はかなりの重労働となり、担う方も減っているのが現状です。しかし、その奉仕の中でも大きな収穫を得ることができました。

 一つはその役割を通して町内の方々とつながりを持つことができたことです。日々の暮らしの中で用事のない限り関わることのないご近所づきあいですが、顔見知りになるきっかけが町内会の活動でした。顔がわかるにつれて不安は減っていきました。
 もう一つは、クリスチャン・教会以外の人間関係が生まれたことです。教会に居を構える牧師は、関わる人が教会に来る方やクリスチャンだけになりがちです。

 町内会の働きを終えて、町内会長に「ご飯でも食べに行こうや」と声をかけてもらった時、私も町内の一員として受け入れられたのだと心の内で喜び、感謝しました。


    働きにおける信頼関係よりも
    一緒にご飯を食べる関係の方が信頼がある