光テラス No.39

1月6日
 元旦礼拝のあと、スーパーに出かけました。そこは新春セールの真っ只中でした。入り口から並べられているセール品の数々。たくさんの人を掻き分けて進むと、福袋が並べられていました。
 初めは必要なものだけ揃えればいいと思っていた私も、あまりにお得な品々を目にして、「今のうちに」という気持ちになり、普段は手に取らない商品をも手に取り、カゴの中に入れていた自分がいました。
 買い物が終わって家に戻ると、「今これが安いんだけど、どうかな?」と相談し、次の日も買い足しに出かけることになりました。
普段の割引ならば、きっと状態が悪くなったり売れ残ったりしたために、早く処分したいという売り手の印象を受けていました。しかし新春セールの場合、悪い商品という印象はなく、むしろ売り手が気前良くいいものを安く提供している印象を受けました。その気前のよさに自分の財布のヒモも緩んだのだと感じています。
 福音を信じるだけで救われるという言葉は決して福音の安売りではありません。罪のないキリストを差し出したのは状態が悪くなったどころか、汚れ一つない完全な状態です。完全に神の気前の良さと恵みの現れです。その気前の良さに心のヒモを緩め、受け入れた人々はセールのお客さんとして見られるのではなく、神の家族として受け入れられることは、この上ない幸せです。

    あなたの分を取って帰りなさい。
    私はこの最後の人にも、あなたと同じだけ与えたいのです。
    自分のもので自分のしたいことをしてはいけませんか。
    それとも、私が気前がいいので、あなたはねたんでいるのですか。
                       マタイ20:14-15